この記事では、札幌の味噌ラーメンの歴史について解説します。
味噌、塩、醤油と好みがあると思いますが・・・。
その中でも味噌ラーメンといえば札幌の味噌ラーメンをイメージする方が多いと思います。
なんといっても札幌が味噌ラーメンの発祥の地といわれていますから。
それでは、そんな札幌の味噌ラーメンの歴史について解説します。
最後までお付き合いいただけましたら嬉しいです!
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札幌味噌ラーメン発祥の店
最初に味噌ラーメンを生み出したのは、札幌市にある「味の三平」さん。
(公式サイトより)
1955年に当時の店主・大宮守人氏が「ラーメンのスープを味噌味にしたら……」と思いついたのが札幌における味噌ラーメンのはじまりです。
その後、改良に改良を重ねて今の味噌ラーメンが完成されました。
(公式サイトより)
昔、酔った客に味噌汁(豚汁)にラーメンをいれてと言われたのが味噌ラーメンの始まりと聞いたことがありましたがこれは俗説のようです。
味の三平さんも否定しています。
余談ですがラーメンとライスがセットになったラーメンライスも「味の三平」さんが発祥なんです。
店名 | 味の三平 |
---|---|
住所 | 札幌市中央区南1条西3丁目2 大丸藤井セントラル4F |
電話番号 | 011-231-0377 |
定休日 | 毎週月曜、第二火曜(時期によって不定休、電話にてご確認下さい) |
HP | 元祖札幌味噌ラーメン 味の三平 |
札幌味噌ラーメンの特徴は?
スープは,ラードを使いニンニクや野菜のエキスを利かした濃厚な味です。
麺は,中太で縮麺で腰が強く濃厚なスープとよく絡みます。
調理法は、モヤシ,野菜,挽肉などの具材を中華鍋で炒め,そこにスープを注ぎます。
麺と具とスープが三位一体となり,一つの丼に収められています。
この調理法が,札幌ラーメンの完成度を高め知名度を上げています。
また札幌ラーメンが美味しい大きな理由には、麺の製造に手稲山系の良質な雪解け水を使用している点も大きなポイントになります。
札幌のラーメンの元祖は?
札幌初のラーメン店は大正11年に北大前に開店した竹家食堂です。
(札幌市北区HPより)
竹家食堂の中国人コック王文彩氏が作った肉絲麺(ロースーミェン)が札幌ラーメンの元祖といわれています。
当時、調理人の月給は5~10円でしたが王文彩氏は破格の50円でした。そのため、かなりの蓄えもできたようで、大正13(1924)年ころ、独立しようと小樽へ旅立っていったようです。
豚のもも肉とネギを細切りにして上に載せた塩味の中華麺で当時は「拉麺」とも呼ばれていました。
それに焼き豚,メンマ,ネギが入るようになり,ラーメンと名づけられましたが味、麺の食感など現在の札幌ラーメンとは別物だったようです。
竹家食堂は、札幌ラーメンの元祖の店として知られていますが昭和18年に戦争による物資統制で原料を手配できなくなり閉店しました。
その味は,竹家食堂4代目が経営する神戸市の竹家ラーメンが継承していましたが2022年8月で閉店したようです。
日本で最初のラーメン店は浅草にあった1910年(明治43年)創業の「来々軒」です。醤油ラーメンの元祖でもあり、当時すでにチャーシュー、メンマ、刻みネギも入っていたそうです。
札幌ラーメン店の現状
ラーメン店の閉店率は70%といわれ元々経営の難しさは指摘されていましたがコロナにその後追い打ちをかけるように円高による原材料の高騰で厳しさを増しているようです。
昔は庶民の食べ物だったラーメンが今や1000円前後で「高い」と感じる方は多いと思いますが・・・。
一般的なラーメン店の原価率は30%前後といわれています。
800円のラーメンであれば、原価は240円となります。
あくまでも原価です。
ここから光熱費、人件費、テナント料を捻出します。
しかしラーメンは庶民の食べ物というイメージがまだまだ強いので、高いお金を払おうと思う人は少数派のようです。
最近のラーメンのクオリティの高さや原材料、人件費などの高騰を考えれば一杯1000円前後という価格は、原価率を考えれば決して高くはないはずです。
本場の札幌ラーメンを家庭で楽しめます
スーパーで購入できる最近の生ラーメンのクオリティも上がっておりお店と変わらない美味しいラーメンが食べられます。
私が1番におススメするのは西山製麵の金艶です。
値段は500円前後と若干高めですがお店で食べるラーメンとそん色ありません。
ラーメン大好きな私が自信をもっいおすすめします。
金艶で作った味噌ラーメンです。
北海道札幌の美味しいラーメンを家庭で食べたい方は是非食べてみてください。
後日、金艶の記事をアップしたいと思います。
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味噌ラーメン食べたくなりました♪